SAFE-LOCK - 工具抜け防止システム
難削材の高能率加工(HPC)には安全な工具保持システムが求められます。
加工時に、工具が抜け勝手の方向に強い力が働き「マイクロクリーピング現象」が発生します。そして工具が少しずつ抜けていきます。
高い把握力をもつチャックでも、この「マイクロクリーピング現象」を防ぐことは出来ません。工具が抜けてしまうことにより、加工物が「スクラップ」となってしまいます。
そのため多くの場合は切削条件を落として加工しています。
それでは工作機械の能力を最大限に生かすことは出来ず、また生産効率が落ちてしまいます。
Safe-Lockシステムで安全に
- 高能率加工用(HPC)
- シュリンキング技術により高精度の把握
- フォームクローズドクランピングによる高トルク
- 精度の低下なし
- 工具の抜け防止
- 工具の空転防止
- 加工物の破損や機械の損傷を防止
- Safe-Lock溝は切削抵抗に対し締まり勝手の方向のみ
- 特許取得済:切削工具メーカーへのライセンス可
SAFE-LOCKシステムは新しい標準規格

Safe-Lock(Safe-λock®; S-λ®)システムは、ホルダー内径にあるキーが刃物シャンクの溝を捉え、加工中に工具が回転しホルダーから抜けることを防ぎます。シュリンクフィットチャックによる全周均一な把握とSafe-Lockシステムにより工具は確実に保持されます。
工具抜け防止システムと高い振れ精度の結合により加工時はビビリにくく加工効率が高くなります。切込み及び送りを高めることにより最高の切り屑排出量を実現します。また、高い振れ精度により工具の摩耗も減少します。